ビジュティエのつぶやき

長らくブログ更新しないままで申し訳ありません。
久々に更新するブログが楽しい話題でないのが心苦しいところなんですが…

当ブログ「ビジュティエのつぶやき」を一旦閉鎖させていただくことにしました。
(っていうか、すでに閉鎖状態同然だったんですけど；)


夫とともにいちご農園を始めたのが1年前の春。
農業というものがどれほど大変か、やる前から相当な覚悟は持っていたつもりですが、
実際やってみて自分の考えの甘さに打ちのめされました。
「ビーズ屋さんといちご屋さんの二足のわらじ～♪」なんて、
のんきな絵空事でしかなかった…。

ほんとはどっちにも上手に時間配分できて、
バランスとりながらやっていくのが理想だったんですが、
駆け出しの農家にとっては毎日が闘い！
生活のほとんどの部分を農家の奥さんとして過ごす中で、
隙間の時間にアクセサリー制作をするというのが現実で。

そんな状況なので、なかなか新作も生み出せないし、
個別のオーダーメードをお受けすることも難しい…
にもかかわらず、ご注文をくださるお客さまがおられることに甘えて、
ショップをクローズすることはせずに、現在も細々と運営しています。

きっぱりとアクセサリー制作のお仕事をやめることも当然考えたのですが、
いつかまた折を見て全面的に復活したいという思いもあって、
その望みの綱としてネットショップを続けさせていただいているというのが、
正直なところです。

たくさんの方にご迷惑をおかけしていると思いますし、
ご批判もあると承知しておりますが、
私のわがままとして受け止めていただけたら幸いです。


そんなわけで、二足のわらじをはきこなすどころか、
わらじがどこに行ったか見当たらないような日々を過ごしていますが、
農業を始めて1年半が経ち、いちごのシーズンも2年目を迎えて、
ようやく少しずつ色んなことが整理できるようになってきました。

遠ざかっていたブログも復活せねば…と思ったのですが、
このたび農園のほうのホームページやブログを立ち上げることになり、
そちらで日々の様子をお伝えしていくことになりましたので、
そのご紹介をもって、このブログの幕を一旦閉じさせていただこうと思います。


■　こはる農園・嫁ブログ「本日もこはる日和。」
（夫とはじめたいちご農園の日々のつれづれを嫁の私の目線で綴っております）

■　こはる農園ホームページ


ビジュティエから農家の嫁になった私の変わりっぷりを、
ぜひ新しいブログで見てやってください。

今まで当ブログを読んでくださったすべての方に心から…
「ありがとうございました！！」

人はみな心の岸辺に　手放したくない花がある

それはたくましい花じゃなく　儚く揺れる一輪花

花びらの数と同じだけ　生きていく強さを感じる

嵐吹く風に打たれても　やまない雨は無いはずと


桜の花びら散るたびに　届かぬ思いがまた一つ

涙と笑顔に消されてく　そしてまた大人になった

追いかけるだけの悲しみは　強く清らかな悲しみは

いつまでも変わることの無い　君の中に　僕の中に咲くLove・・・



～　コブクロ　『桜』　～

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この季節になるといつも口ずさむ大好きな歌。
今年もまた桜の花が咲きました。


私の中で桜のイメージというと、
圧倒的な美しさとともに、あっけなく散る儚さゆえに、
どうしてもセンチメンタルな印象のものでした。

でも、今年の桜は違う。
というか、自分の気の持ちようが違うのです。

どんなことがあっても季節はめぐって、また花は咲くんだ。
自然がもらたした究極の悲しみを、自然のもつ生命力が癒してくれる…
何だかとても複雑な心境にもなりますが、
何事もなかったかのように咲く花を見て、
前を向く勇気をもらったような気がします。



先日、ひとつのアクセサリーが福島に旅立ちました。

オーダーメードのご依頼をいただいたお客さまは、ピアノの先生をされていて、
お教室を卒業される生徒さんにはなむけのネックレスを…というご依頼でした。
そしてリクエストをもとに作らせていただいたネックレスが出来上がり、
作品の画像をメールでお知らせしたのが、地震の起こる数時間前。

しばらくの間はご連絡をとることもできず、数日後にメールをいただいたものの、
被災によりオーダーも保留せざるを得ない状況だったのですが、
やっとこの前、お客さまのもとへお届けすることが叶いました。



作らせていただいたネックレスは、ピンクのグラデーションカラーで、
桜の花をイメージしてデザインしたものです。

この春高校にご入学されるという生徒さんのために作らせていただいたのですが、
これ作っているときは、まさかこんなことが起こるなんて夢にも思わず…
今その生徒さんがどのような状況で過ごされているかと思うと、
本当に切ない気持ちでいっぱいになりますが、
どうか力強く咲く桜のように、 希望を持って前に進んでいってほしいと、
心から願ってやみません。


「咲う」と書いて「わらう」と読みます。
日本語ってなんて素敵なんだろうと思うきっかけになった言葉です。
今、私たちのまわりには、淡いピンク色の笑みがあふれています。

私たちも笑顔でいたいものですね。

東北関東大震災が起きた3月11日から一週間が過ぎました。
依然としてつらい状況に置かれている被災者の方へ、
あらためて心よりお見舞い申し上げますとともに、
悲しくも犠牲となられた方々のご冥福を謹んでお祈りいたします。


地震の被害だけでも甚大すぎるのに、加えて目に見えない放射能の恐怖…
被災地のみなさんは、どんな気持ちで過ごされているだろうと思うだけで、
胸が詰まって涙が出そうになります。

でも、きっと現地の方は涙なんて流している暇はないのでしょうね。
毎日疲れた体に鞭打って、一生懸命この苦境を乗り越えようと、
必死で動き回っておられることと思います。


福島第一原発では、この危機をどうにかして打破しようと、
自衛隊のヘリから水を投下するという作戦が取られました。
この様子をテレビで見ていて、ふと頭をよぎったことがあります。

『ハチドリのひとしずく』だ・・・。


以前このブログでご紹介した環境活動についてのお話なんですが、
(元記事はこちら)
今のこの状況において、とても大事なことなんじゃないかと思ったので、
今一度ご紹介させてくださいね。


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あるとき森が燃えていました

森の生きものたちは
われ先にと逃げていきました

でもクリキンディという名のハチドリだけは
いったりきたり

口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます

動物たちがそれを見て
「そんなことをして いったい何になるんだ」
といって笑います

クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」


『ハチドリのひとしずく』（辻信一監修　光文社刊）より
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例の水投下作戦が功を奏するかどうかなんて、
私にはまったくわかりませんが、
ただ、命をかけて任務にあたっておられる方には、
心から敬意を払いたいと思います。
どうか隊員の方をはじめ、被災地の皆さんがご無事でありますように。


そして、命をかけないまでも、
私たちひとりひとりにも何かできることがあるはず。

必要とされている方のもとへ不足なく行き渡るようにと
灯油やガソリンをなるべく使わない生活を心がけたり、
少額ながらH.M.P.の売上金から義援金を送らせていただきました。

本当に微力ではありますが、
どこかで誰かのお役に立てていると信じて、
「わたしにできること」を一生懸命考えて行きたいと思っています。

未曾有の災害が日本を襲ってしまいました。
今この瞬間にも、各地でとても不安な時間を過ごされている方々のことを考えると、
どんな言葉を発していいのかさえ、わからなくなってしまいます。
報道などを見るにつけ、どんどん広がる被害の大きさに驚愕し、
被災地の方々が受けた傷の深さを思うたび、心がしめつけられるばかりです。

東日本におられるたくさんのお客さまのみならず、
被災されたすべての方に、この場を借りてお見舞い申し上げます。


ご注文をいただいていて消息がわからなかったお客さまとも、ようやく連絡がとれ、
またあちこちから無事を知らせるメールなどが届き始めました。
ネットの世界では、ブログやツイッターなどでどんどん人の輪が広がっています。
人と人とのつながりをあらためて再確認できたことは、
こんな大変な状況の中で、せめてもの救い。

今私にできることなんて、たいした力をもたないけれど、
少しでも被災地に思いを馳せて、心を砕き、
そして祈り続けたいと思います。

ひとりでも多くの方の命が救われますように。
ライフラインが復旧して、一刻も早く平穏な暮らしに戻れますように。
すべての人の心に、希望の光が灯りますように・・・



営業についてのお知らせを少し。

H.M.P. beads factoryは通常通りご注文をお受けしておりますが、
被災地はもちろんのこと、各地へのお荷物の配達に多大な影響が出ているようです。
ご注文をいただいた方には、発送期日などケースバイケースで対応させていただきますので、
ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

気がつけばいつの間にかもう2月。
よく「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」なんて言葉を耳にしますが、
つくづく名言だなぁと感心してしまうくらい、
毎日がマッハのごとき速さで過ぎ去っていく今日この頃
新年のご挨拶をしたっきりでスミマセン…


最近の私。
ビーズのお仕事をしながら、こんなことや…




こんなことや…




こんなこと、しております



(ユンボは試しに動かしてみただけですが)


いよいよ夫の苺農園のハウス開設が差し迫ってきて、
いろんな作業に駆り出されることしばしば。
もともとが農家の娘なので、やけにこういう姿が馴染みます
ただし見た目より全然体力ないので、たいした役には立たないのが難点。
今まで肉体労働なんて、まるっきりしたことなかったんだし無理もないか。
でもまぁ実際やってみれば、それなりにできるようになるものなんですね。
最初の何日かは筋肉痛で死にそうでしたけど


それにしても、背景からもお察しのとおり、
農園の予定地は360度見渡す限りの田園風景の真っただ中。
そこに琵琶湖から容赦ない強風が吹き付けるものだから、
もう寒いのなんのって !!
それでも作業してるうちに汗かいたりもするくらいだから、
その運動量たるや、恐るべしです 。
これはかなりいいダイエットになりそう♪と期待したのですが、
めったにしない重労働の後は、ご飯がとっても美味しくて
いつまでたってもダイエットできそうにありません


あ、そうそう、長靴の色が変わってるの気がつきました？
Xmasにプレゼントされたのはサイズがすっごく小さくて、
一旦履いたが最後、なかなか脱げないシロモノだったので、
お店で交換してもらったんです。
大きいのに変えたら快適
おかげで愛用しすぎて、すでにボロボロ…



ゆったり落ち着いてビーズワーク…なんて優雅な日々には程遠いのですが、
豊かな景色の中で作業をすることで、
癒されたりリフレッシュできる機会も多々あるので、
それを上手にビーズのお仕事にフィードバックできたらな、
なんて思ったりもしています。

ビーズと農業の素敵なコラボレーション
正反対にもみえる二足のわらじ、上手に履きこなしたいものです。